名古屋白龍 住環境を守る会
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名古屋市立大学名誉教授
山田 明 レポート

15階建てマンションはできたが

2018年5月25日

 久しぶりに、名古屋市瑞穂区白龍の 15 階建てマンション近くに行った。ここも私の「定点観測」場所だ。マンションは完成して、入居も始まっているようだが、「モデルルーム公開中」の大きな垂れ幕が。高層階の方は、あまり入居していないようだ。

マンション横を通る「郡道」には、「建物が建っても争い裁判は続きます」などの看板が目につく。一方的なマンション建設に反対し、不当に逮捕された奥田恭正さんご自宅には、多くの掲示が貼られていた。

 この掲示を確認するのも、「定点観測」のルートになっている。「犯罪をでっち上げた業者が建てたマンション」「名古屋発の共謀罪先取り事件の現場」と書かれ、マンションに向けて矢印が。「他人の人生を狂わせたマンション買いますか?」とも。

掲示を見ていると奥田さんが車で帰宅され、ご自宅に案内してもらった。マンションの影響により、日が差し込まなくなった。無罪判決が確定しても、警察や業者は知らんふり。1年半近くも犯人扱いされ、人生を狂わされたことに本当に腹が立つ。あらためて、でっち上げによる住民運動つぶし事件への怒りがこみ上げてくる。奥田さんの話を聞いて、朝日新聞の伊藤智章・編集委員の「記者有論」(4月25日朝刊)を思い起こした。伊藤さんは「共謀罪」と関連づけて奥田事件を振り返る。同感するので紹介したい。