名古屋白龍 住環境を守る会
高層新築マンション建設反対運動 カルティア瑞穂ヶ丘・イワクラ ゴールデン ホーム・日本建設・瑞穂マンション反対

名古屋市立大学名誉教授
山田 明 レポート

15 階建てマンション建設現場

2017年8月24日

 猛暑のなか、久しぶりに瑞穂区の郡道沿いの住民無視マンション建設現場を歩いた。 昨年の今ごろは更地であったのが、かなりの高さまで建設されつつある。閑静な低層の 住宅街に、ひときわ高層の建物が人びとを威圧するかのようだ。

 現場ゲート前には、「私達住民は絶対にイワ クラ・日本建設を許さない」と書かれた看板が。 建設に異議を唱える住民の自宅壁には、新聞の 記事をはじめ多くの掲示が貼られている。建設現場を取り巻くように、抗議の幟や掲示 が目につく。騒音や振動、粉じんなどを測定する住民「監視塔」も。

 現場を一周すると、あちこちに「防犯カメラ」 が設置されていた。防犯カメラの数だけでない。 その多くが周辺住民の自宅の方に向いている。 防犯というより、住民生活を監視するカメラではないのか。周辺住民を威圧する 15 階建て高層 マンションだけでなく、住民生活を常時監視する数多くのカメラも許せない。抗議する 住民の不当逮捕、そして監視カメラ、まさに「共謀罪」を先取りするかのようだ。

 嬉しいことも。このたび念願「名古屋 白龍 住環境を守る会」のホームページ が立ちあがった。じつにビジュアルに 「活動記録」や「白龍の街並み」などが 掲載してある。ぜひご覧を。@「守る会」 あるいは hakuryu‐mansion.jp から。

 このホームページから「かわら版」も ダウンロードできる。ホームページで「白龍」を全国発信するとともに、「かわら版」 により、足もとの地域住民にきめ細かい情報が継続して届けられることを期待したい。 この「かわら版」で悲しいことも。

 「かわら版」1 号から颯爽とデビューした、okuda「はる」くんが急逝したという。毎朝、現場をパトロールして情報発信してくれた「はる」くんがいなくなり、残念でならない。「はる」くんも、「かわら版」やホームページ、地域住民の皆さんの粘り強い抗議活動をしっかり見守ってくれるだろう。